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右田裕規 - 「酔っぱらい」たちの日本近代
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「なぜ我々は飲んで飲んで、マジメに終電に群がるのか」。一見矛盾した日本人のお酒の飲み方に着目し、酒と仕事の関係と歴史をまとめた一冊。
近世までは、飲酒は日常から少し離れた時間を楽しむためのもの。むしろ、酔いつぶれることがマナーとされることもありました。
ところが時代が変わるにつれて、泥酔するのは恥ずかしい、二日酔いは避けたい、明日の仕事に響かせたくない…と、お酒との付き合い方も少しずつ変わっていきます。
会社の飲み会や「酔わない身体」へのあこがれ、翌日の仕事に影響を出さない飲み方。仕事から解放されるためだったはずのお酒が、いつの間にか「働くため」のものになっていったことが分かります。地域別泥酔者数や、終電の乗車数の推移など、掲載されているデータも面白いです。
そうして仕事とお酒の結びつきをたどっていくと、飲酒の歴史だけでなく、働き方や健康意識、仕事ができる人とはどういうものなのかという価値観まで見えてきます。
飲酒を通して、近代化のなかで形づくられてきた日本人の暮らしを考える一冊です。
11 × 1 × 17.3 cm
216ページ
KADOKAWA
2025
stacks bookstoreオリジナル栞付き
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