磯部涼 - 脱法
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『音楽が終わって、人生が始まる』、『ルポ川崎』、『令和元年のテロリズム』などで知られる、ライター 磯部涼さんの新刊『脱法』。
22年から25年にかけて雑誌「実話ナックルズ」での連載”脱法”をもとにした一冊。
元々は2010年代前半の第一次脱法ドラッグブームを再検証するために始まった連載。当時の状況をさまざまな立場の人たちからの聞き取りから考察し、ビジネス的な側面も強くなった20年代の第二代ブームについても丁寧に描いています。
まえがきによると、
脱法とは「法律による規制の網の目を掻い潜り、本来ならば違法とされている行為を成し遂げること」。
とのこと。
本書を読んでみて思ったのは、確かにどのように規制が厳しくなろうと、現実から目を逸らすためにひとときの酩酊を求める普通の人たちがいる限り、規制とのいたちごっこはこの先も続くだろうし、脱法ドラッグというものは形を変えながら存在し続けるんだろうなということ。
それこそ、違法ではないものの、”ストロングゼロ”はコンビニで簡単に買える。
そもそも法による規制というものが、様々な兼ね合いのもとに行われているものだと考えると、”脱法ドラッグ”について考えることによって見えてくる現代の社会というのはだいぶ歪みが来ているんだなと。確かに来てると思う。
表紙、挿絵を担当している金風呂タロウさんの絵の力も凄いです。
下記出版社HPより
合成大麻にゾンビタバコ、処方箋薬のオーバードーズ。日常のすぐ隣で蔓延する「脱法」はもはや社会現象!
“普通の人”がなぜ、グレーゾーンの“沼”にハマるのか。
大ベストセラー「ルポ川崎」著者が10年以上追い続けた取材の集大成に刮目せよ!
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『脱法』ーーいま、そう題された本を開いたあなたは、おどろおどろしい内容を期待しているだろうか。その欲求にも少しは応えられるとは思うが、これから書くのは、至って“普通”の話である。
この本では主に、いわゆる“脱法ドラッグ”について取材してきたことをまとめ、そこから見えてきたことについて書いている。「ひとが傷つき、死んでいるのに“普通の話”?」。そう眉をひそめるかもしれない。しかし、普通だからこそ恐ろしいのだ。(まえがきより)
2026
256 Pages
大洋図書
stacks bookstoreオリジナル栞付き
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レビュー
(333)
