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梨 - ここにひとつの□がある

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梨による連作ホラー短編集『ここにひとつの□(はこ)がある』。

空き箱に玉手箱、筆箱、不気味な算数の問題やクロスワードパズル、箱庭、、など様々な概念の「箱」が登場する短編集。

オーソドックスに怖い話もあれば、実験的な構成の話もあって、読み進めるうちに現実と物語の境目が曖昧になっていきます。

日常の延長線上にあるものだからこそ、物語のどこに怖い「箱」の概念が潜んでいるのかわからない不穏さがあります。

どんどん「箱」という言葉そのものの意味が変わって見えてきて、自分もその感覚に取り込まれていくような、不思議な一冊です。


文庫本
256ページ
KADOKAWA
2024

stacks bookstoreオリジナル栞付き

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