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グレイス・M・チョー - 戦争みたいな味がする
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韓国系アメリカ人の社会学者、グレイス・M・チョーが、自身と母の人生を、「食」を手掛かりに、社会学の視点も交えて語ったノンフィクション。
大阪で生まれた彼女の母は、戦後、祖国である朝鮮半島へ戻り、朝鮮戦争を経験。その後、在韓米軍基地周辺で働き、アメリカ人男性と結婚し渡米します。しかし、アジア系移民の女性としてアメリカの田舎町で生きることは、想像以上に過酷なものでした。
自分のルーツを繋ぎ止めるために故郷の料理を作り、同時に新天地に溶け込むためにアメリカの料理も覚え、家族を支えます。
しかし、戦争、差別、暴力の積み重ねは、少しずつ彼女を追い詰め、やがて統合失調症を発症してしまいます。料理を放棄し、食べることも拒むようになった母に、今度は娘である著者が料理を作るようになっていきます。食は、二人のあいだに残り続けた繋がりでもありました。
キムチ、脱脂粉乳、アップルパイ、チーズバーガー。登場する食べ物のひとつひとつに、故郷の記憶、植民地支配や戦争の傷跡、そして家族への愛情が宿っています。
13.1 × 2.6 × 18.8 cm
440ページ
集英社
2026
stacks bookstoreオリジナル栞付き
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