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ミア・カンキマキ - 眠れない夜に思う、憧れの女たち

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日本文化にも精通するフィンランドの作家、ミア・カンキマキによる紀行エッセイ。

40代・独身・子なし。人生に行き詰まり、不安や孤独に押しつぶされそうになる夜、著者に力やインスピレーション、生きる意味を与えてくれたのは、十九〜二十世紀の女性探検家、ルネサンス期の女性画家、草間彌生など、憧れの女性たちでした。

家族を持たず、型にはまらない恋愛をし、ときに心の病や孤独と闘いながら、それでも自分の情熱と人生を手放さなかった彼女たち。
伝記や言葉を読み込み、アフリカ、イタリア、日本へ実際に足を運びながら、その生き方に迫ります。

また、旅先で味わう小さな挫折や違和感、女性であるがゆえに向き合わざるをえない理不尽さも、女性の生き方について考えるきっかけになっています。

眠れない夜に手に取って、少しずつ大事に読んでいただきたい一冊です。

560ページ
草思社
2024

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