トミヤマユキコ - 少女マンガのブサイク女子考


少女マンガの研究者でライターのトミヤマユキコさんが、これまで見過ごされがちだった「ブサイク」とされるヒロインたちの存在を丁寧に掘り起こす一冊。

少女漫画ではどの作品でも美しいヒロインが登場するように思えますが、実はブサイクとされている、自分のことをブサイクだと思っている主人公たちはたくさん存在しています。

萩尾望都や岡崎京子、安野モヨコなどの大御所から若手作家の作品まで、全26作品を紹介し、それぞれのヒロインたちが、自分の容姿とどう向き合い、生きていくのかを読み解いていきます。

自分の見た目に自信はなくても前向きに生きる子もいれば、心を閉ざしてしまう子もいる。自身の見た目への悩みを抱えたまま、どう他者とつながっていくのかといった人間関係のあり方や、精神的な弱さ・強さが、それぞれの生き方から見えてきます。

各章末には、70年代から活躍する漫画家・笹生那実による考察マンガが掲載され、巻末には著者と能町みね子さんのスペシャル対談も収録。

少女マンガが描き続けてきた「美」の裏側にある、もうひとつのストーリーを知ることができる一冊です。


192ページ
左右社
2020 トミヤマユキコ - 少女マンガブサイク女子考


少女マンガの研究者でライターのトミヤマユキコさんが、これまで見過ごされがちだった「ブサイク」とされるヒロインたちの存在を丁寧に掘り起こす一冊。

少女漫画ではどの作品でも美しいヒロインが登場するように思えますが、実はブサイクとされている、自分のことをブサイクだと思っている主人公たちはたくさん存在しています。

萩尾望都や岡崎京子、安野モヨコなどの大御所から若手作家の作品まで、全26作品を紹介し、それぞれのヒロインたちが、自分の容姿とどう向き合い、生きていくのかを読み解いていきます。

自分の見た目に自信はなくても前向きに生きる子もいれば、心を閉ざしてしまう子もいる。自身の見た目への悩みを抱えたまま、どう他者とつながっていくのかといった人間関係のあり方や、精神的な弱さ・強さが、それぞれの生き方から見えてきます。

各章末には、70年代から活躍する漫画家・笹生那実による考察マンガが掲載され、巻末には著者と能町みね子さんのスペシャル対談も収録。

少女マンガが描き続けてきた「美」の裏側にある、もうひとつのストーリーを知ることができる一冊です。


192ページ
左右社
2020